畳のお手入れ

畳のお手入れ

畳のお手入れ

畳のお掃除について

畳のお掃除は、カラ拭きと掃除機でおこなって下さい。
カラ拭きは乾いたタオルなどで、畳の目に沿っておこなって下さい。
水拭きはいぐさが水分を吸い込んで湿気を含む原因になる上、汚れた水分でいぐさを黒っぽく染めてしまうため、お勧めできません。
掃除機は畳の目に沿って「中」くらいの力で使用して下さい。あまり強いと、ささくれの原因になります。

カビについて

■ カビの対処

軽いカビの発生(畳表面を触るとカビているのがわかる程度)

天気の良い日に窓を開ける。畳目に沿ってカビを掃除機で吸い取る。畳目にそって乾拭きをする。これを4回程度繰り返す。
掃除機は、手で持ち上げてゆっくりとかける。掃除機のファンでカビの胞子が舞わないようになるべく気をつける。

重度な繁殖(5mm程度畳全面繁殖している)

天気の良い日に、畳を室外に出して掃除する。ホウキや掃除機、乾拭きを使う。
3,4日ほど晴天の日に、畳を乾燥させる。この時畳表が日焼しないように、日陰干しか、畳表面を裏返すようにします。

カビが大量に発生して気持ち悪い

表替えや新調の畳替えをしてもいいでしょう。
また、カビが発生する要因の生活や建物の条件ならば、今後の事を考慮して「カビにくい」「ダニが発生しない」畳にしてもいいでしょう。

■ カビの対策

「カビの対処」の後、普段から気をつけておくことがあります。これによりその後の発生・繁殖を防止することができます。

年2回は大掃除

日々のお手入れ(掃除機でOK)はもちろんですが、年2回は「大掃除」すると良いです。
畳だけでなく、「押入れ」や「タンス裏面」のチリやホコリを取り、風通りをしてください。
掃除機は手で持ち上げて使うと良いです。(掃除機のファン対策) これはフローリングのお掃除でも同じ効果があります。

梅雨・夏季の風通し

カビは湿気を低くすることで防止できます。
雨が降っていない日に風通しをしましょう。65%以内の湿度なら防止することができます。
※雨の日は窓を開けると、新しい畳ほど湿気を吸収してしまいます。

エアコンを使う

エアコンの除湿機能(ドライ)や除湿機など利用することでも、湿度を抑えることができます。

畳表の折筋

畳表のいぐさの方向に5㎜位の黒ずんだ筋が付いていることがあります。
これは、1枚の畳を作る前に長くつながった畳表を折りたたんでいた時の折筋です。
丸いいぐさが畳表の折れ目の部分でつぶれて楕円状になり、色の差(本当は影です)が生じます。
この折り目は御使用とともに徐々に戻ってきます。

へり無し畳の取扱いについて

ヘリなし畳は、4辺のうち2辺をいぐさの並び方向に、逆らって折り曲げて製作します。(図-1参照)
表面の浮き(ふくらみ)がなじむまでに2~3ヶ月ほどかかる場合がございますことをご了承下さい。
また、お使いになる頻度によってなじむまでのお時間が前後する場合もございます。

畳のお手入れ

※市松敷きについて
へりなし畳のインテリア性を高め、より美しく仕上るために市松に敷き込みます。
・色が違うように見えますが、それは陰影によるものですので、品質が違うものが納品されているのではありません。
・4枚の畳のカドが出合う箇所に2~3㎜のずれが生じる場合があります。
 それは畳表の厚みや、縦横方向の折れ曲がり具合によりおこる現象です。あしからずご了承下さい。

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